9.ペリーの似顔絵
7枚の顔の絵がありますが全てペリーの似顔絵です。当時のマスコミである、瓦版屋や錦絵屋がペリーの似顔絵を売り出すのですが、それぞれの絵師が本物のペリーを見ることなく、噂や想像で描くとこうなってしまうと言う見本です。
又天狗のような顔、鷹のような爪などは、庶民が外国人に近づかないように誇張して幕府側が描かせたと言う研究者もいます。
ペリー等4人一緒に描かれた似顔絵は松代真田藩の絵師高川文筌が描いたもの、松代藩が江戸湾警備のとき従軍画家として実際にペリー達を見たと思われる絵です。
ガラスケースに黒船の絵図もありますが、ペリーや黒船などについて数十種類の瓦版や錦絵が出されたそうで、日本は産業技術や、大砲製造などの軍事技術は欧米に後れていましたが、文化的にはかなり進んでいたようです。