なまこかべぇ先生の歴史講座

3.松平定信まつだいらさだのぶの伊豆巡視

下田が開港されたのは1854年ですが、1700年代終わり頃から伊豆半島沖、房総半島沖にロシア・イギリス・フランス・アメリカなどの船が姿を見せるようになりました。幕府は鎖国政策を堅く守り、文化8(1825)年異国船打払令うちはらいれいを出し、わが国の沿岸に近づく外国船は理由の如何を問わず打ち払うことを諸藩に命じました。

寛政5(1793)年には老中松平定信が海防のため伊豆を巡視しています。総勢400人余と言われており、展示の風景画は、有名な画家谷文鳥たにぶんちょうが記録係として随行し、描いた絵です。

松平定信の伊豆巡視のルートは

寛政5(1793)年
3/18江戸発→東海道を通り小田原泊
3/20三島泊
→天城越で
3/23下田町泊
3/24下田逗留
3/25、26、27加納村・子浦村
3/27下田町泊
→伊豆東海岸を通り
4/1熱海村泊
→東海道から三浦半島へ入り
4/5三崎町泊
4/6浦賀村泊
4/7上総国百首村泊
4/8木更津泊
4/9検見川村泊
4/10千住宿泊
4/11江戸着

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